駒場公園の日本近代文学館 内にあるカフェ「BUNDUN(ブンダン)」
役2万冊の本に囲まれた店内はまるで図書館や古本屋にあるカフェのよう。
作品にまつわる、文豪が愛したメニューを提供し、ファンにはたまらない!
今回は巨大スコーン”シェイクスピアのスコーン”を頂いたのでご紹介。
BUNDUN(ブンダン)とは
日本近代文学館は約120万点の文学資料を収集・保存を目的とし、2012年9月に施設内にオープンしたカフェ。
新しい文学の道標となるべき場所を目指すことが始まり。
作家や評論家、出版社や編集者など文学に関わる人たちとの繋がり(=文壇)が店名の由来。
あらゆるジャンルの本に囲まれ、文豪が愛したお酒・食事や作中に登場する食事を再現したメニューを提供し、本好きにはたまらない。
アクセス
駒場公園内の日本近代文学館内にある。
京王井の頭線 駒場東大前駅西口から徒歩8分。
西口を出て右へ曲がり高架下をくぐる。
左へ道なりに沿って歩道を歩き、最初の角を右へ曲がる。
駒場通りを直進し、突き当たりに出る手前の角を左へ曲がる。
道なりに沿って進み、正面の大通りが見えたら、大通りの1つ手前の路地を左へ曲がる。
左手に駒場公園正門が出てくるのでそこから入り、直進。
最初の角を左へ曲がる。左手に洋館(前田侯爵邸)が見えたらその手前の砂利道を進んだ突き当たり正面に日本近代文学館がある。
博物館のような外観で一見カフェがあるように思えず、テラス席のパラソルが目印。
よくあるカフェのイメージの先入観や前情報なしに伺うと迷いやすいので注意。
テラス席
文学館入り口に入る手前の右手にある。
2人がけテーブルが4席ほどあり、全て公園が正面に来るように座席配置されている。
駒場公園の木々に囲まれ、まるでピクニック気分に。
正面には前田侯爵邸が見え、東京にいることを忘れてしまう景色。
自然豊かで気持ちの良い気分になれ、公園を散歩中の休息にもぴったり。
春には公園内の芝生広場では桜が咲き、お花見と合わせて利用にもおすすめ。
寒い日には毛布も貸し出し可能。
日本近代文学館内に入って左手にカフェがある。
店内の様子
雑貨や本棚の細い通路を通り抜けた先には、ずらっと壁に本棚が並び、まるで古本屋のなかにあるカフェ。
右手に4人掛けテーブル2席、2人掛けテーブル3席。
左手に6人掛けテーブル。
席数自体は限られているが、適度に席の間隔も空けられてある。
1人で伺うと6人がけテーブルで相席になるので、気にされる人には難点。
壁側には天井まで高く本が積まれ、マニア垂涎の稀少本から日本文学史を彩る名作まで、約2万冊の書籍があり、どの本も閲覧が可能。
料理が来るまでの待ち時間や食後のひとやすみに本を読んで過ごせる。
全体的に照明が控えめのなか、本やウッド素材の家具に囲まれ落ち着いた雰囲気。
ひとりカフェやゆっくり過ごしたい時に向いている。
利用の流れ
館内に入ると右手が展示室(有料)、左手にカフェがある。
カフェ利用のみの場合は無料で利用可能。
入店すると人数を伝え、席を案内される。
テーブルの上に置いてあるメニューから口頭で注文。
出来上がり次第席まで持ってきてくれる。
退店時にレジにて会計。
店員さんの接客が悪く、無言でメニューを下げたり、お冷やカトラリーを置くのが気になった。
手のひらサイズの巨大スコーン
ウィリアムシェイクスピアの「マクベス」に登場するスクーンの石が由来。
スクーンの石の上でスコットランド王の戴冠式が行われ、神聖な来歴によりナイフは使わず手で半分に割って食べるのがマナー。
トッピングを2種類選択でき、ラズベリージャムとハニーナッツに。
通常サイズの2倍ほどの大きさ、厚さも5cmほどある。手のひらと同じサイズ感で、あまりの大きさに誰もがびっくり。
温めて提供してくれるため、手で割ると湯気がたちのぼる。
手で割るのがマナーだけあり、柔らかくしっとりとしたスコーン。
表面はサクッとし、中はふんわりし、ほんのり甘さがある。
そのまま何もつけずに食べると小麦本来の味わいを楽しめる。
ラズベリージャムは甘酸っぱく、果実のつぶつぶ感が残っているため食感もアクセント。
ナッツはゴロゴロし、食べ応え抜群!
はちみつの自然な甘さがナッツと相性抜群。
メニュー
作中に登場するメニューや日本近代文学館の特別展とコラボしたメニューが展開。
店内利用はワンドリンク制がなく、ドリンクをセットに注文すると単品より安くなり気軽に利用しやすい。
文字のみの表記だが、メニュー説明が詳細に記載されどんな料理が提供されるのか想像し、わくわく感を楽しめる。
朝食 単品/セット
レバーパテトーストサンドイッチ 1350/1700
ハードボイルド・ワンダーランドの朝食セット 1300/1650
シャーロックホームズのビールのスープとサーモンパイ 1300/1650
フレッシュトマトと揚げナスのフランス風サラダ 1200/1550
昼食 単品/セット
牛めし 1200/1650
ヨロン丼 1250/1600
そぼろカレー 1250/1600
タングシチュウ 1800/2150
おつまみ ミックスナッツ 単品300
デザート 単品/セット
檸檬パフェ 900/1250
三角地帯のチーズケーキ 1000/1350
特製あたたかい生チョコレートケーキ 1000/1350
シェイクスピアのスコーン 800/1150
ドリンクメニュー
全ての料理は文豪にちなんだ名づけのため、ファンにはたまらないだろう。
作品を知らない人にとって割高に感じられる。
支払方法
現金、カード、交通系電子マネーなど使用可能。
混雑状況
電話にて席の予約や貸切予約も可能。
土曜オープンと同時に入店し、同時間に3組入店。その後おひとり女性2人。
お子様連れや高齢夫婦など老若男女が訪れる。
ランチの時間帯は特に混雑するようなので、時間をずらして伺ったり予約するのがおすすめ。
まとめ
★5つで評価
アクセス:★★
駒場公園の日本近代文学館内にあるため、知る人ぞ知るカフェのため初めて伺う方にとっては迷いやすい。
居心地の良さ:★★★
本に囲まれた店内、緑が生い茂るテラスは時間の流れをゆっくりと感じられる。
コスパ:★★
料理単体で考えると高めの値段設定。雰囲気や作品のファンの方にとっては妥当な値段設定。
店舗情報
住所: 東京都目黒区駒場4-3-55 ( 日本近代文学館内 )
電話番号:03-6407-0554
営業時間 :9:30 ~ 16:20
定休日 :日・月・第4木曜日
アクセス: 京王井の頭線 駒場東大前駅西口から徒歩8分。
ホームページhttp://bundan.net/
Instagram https://www.instagram.com/bundan_cafe?igshid=1cb10ah6pp2rd