定期的にカレーフェスを行われ、カレー屋が多くひしめき合う下北沢。
カレー屋で本格的抹茶スイーツを楽しめる「202カリー堂」をご紹介。
202カリー堂とは
2021年12月下北沢にオープンしたスープカリーとスイーツ、珈琲のお店。
スープカレーの発祥の地といわれる札幌出身のオーナーが10年以上スパイスや具材を独自に調合し、注文を受けてから1食ずつ丁寧に作られるスープカレーや材料や質感、甘さ、舌触りまで追求したグルテンフリースイーツ、北海道の珈琲カルチャーを感じさせる深みのある珈琲を提供。
店名”202″とは部屋番号が由来。
アクセス
下北沢駅西口から徒歩1分、成城石井の2階。
小田急線中央口改札出て左へ曲がり、階段かエスカレーターを登り、2階にあるシモキタエキチカヘ
京王線の場合中央口を出て右へ行き、シモキタエキウエへ行けるエスカレーターや階段があり、登る。
エスカレーターを上がったら直進。
シモキタエキウエを通り抜けて、右へ直進。
正面に成城石井があり、その2階。
左斜め向かいには抹茶チーズケーキが頂けるタパシエスタ
階段を上がり、左の突き当たり。
階段を登り、突き当たりまで進んだところにある。
木製の扉の横には鏡やススキが飾られ、ナチュラルテイストにまとめられている。
カレー屋とは思えないお洒落な空間
木製の扉を開けると木製の2人掛けテーブル7席、カウンター8席がずらっと並ぶ。
来店人数に応じて、店員さんがテーブルをくっつけたり移動されていた。
天井からはドライフラワーが飾られたり、女子ウケしそうな空間。
窓際は陽の光が入り、明るい。
ソファ、椅子共に座り心地がいい。
テーブルの間隔は狭く、体格の良い人は通りづらい。
カレーのスパイスの香りがし、食欲がそそられる。
利用の流れ
お店の出入り口前に「現在空席があります。そのまま入店ください」と案内が書かれていれば入店できる。
満席の場合、機械にて番号券を発券。
QRコードを読み込み、webで呼び出しされる。
LINEやメールアドレスにて呼び出しの通知も受け取れる。
呼び出し後15分以上経つと、順番が飛ばされるので注意。
階段や階段前などでは待つことができず、階段下左にあるスペースのみで待てる。
手指をアルコール消毒をし、好きな席へ座る。
席にて注文。
混雑時にはカレーのみ、スイーツのみは60分、カレーとスイーツセットは90分制。
伝票はなく、退店時にはレジまで行き会計。個別会計はできずテーブル毎にまとめて会計。
カウンターの左奥に水があり、セルフで持っていく。
レモンやラズベリー、通常の水の3種類あった。
抹茶スイーツ3種を堪能
日本に数人しかいない茶師10段の資格を持つ店主が営む下北沢の老舗茶屋「しもきた茶苑大山」の抹茶を使用。
テリーヌは常時販売されているが、プリン、バスクチーズケーキ、抹茶ラテはあまりの人気で通年販売に。数量限定。
抹茶テリーヌ
フォークで切った瞬間生チョコのようなとろっと。噛まなくてもとろけていく。
外側は少し硬めだが、中はもはやクリーム。ホワイトチョコの甘みも合わさり、濃厚な抹茶だが渋味や苦味はない。
お好みで抹茶塩を。塩味が加わり、抹茶が引き立つ。
3つのなかで1番抹茶が濃厚!
バスクチーズケーキ
配合や焼き加減にこだわったバスクチーズケーキ。
抹茶パウダーがかかったクリームは無糖のため抹茶本来の味を楽しめる。
チーズのほのかな酸味もあるが、抹茶のほろ苦さが強め。
表面はしっかり焼かれ、中はとろっとしたギャップがいい!
バスクの焦げた苦味もなく食べやすかった。
抹茶プリン
プリンはスプーンを入れた時はしっかりめかなと思ったら、なめらかな食感。
低音でじっくり焼いているため、舌触りは滑らかなのに硬めに仕上がるそう。
食べた瞬間は卵の味が強いが後から抹茶が迫ってくる。味より香りのほうが抹茶強め。
抹茶ラテ
点てた抹茶のような本格的な味わい。甘すぎず、甘味はミルクの優しい甘さのみ。
抹茶パウダーも浮かび、よくかき混ぜないで飲んだら、最後は濃厚な抹茶に。
かぼちゃシリーズ
11月限定で販売かぼちゃバスクケーキ、かぼちゃプリン。
国産かぼちゃを使用し、かぼちゃ本来の甘さを活かし、砂糖などの甘さは控えめ。
かぼちゃを混ぜ込んだクリームのクネル、甘じょっぱく煮詰めたかぼちゃをトッピング。
砕いたナッツ、かぼちゃの種を散りばめ、紅葉の葉を添え、秋の訪れを感じられる。
かぼちゃの黄色や紅葉の赤い葉が秋の色合いを連想させる。
+50円でメープルシロップも追加が可能。
かぼちゃバスクケーキ
ケーキの上にはシナモンがかかり、提供されるとシナモンの香り。
外側は香ばしく焼かれ、中はクリームのようにやわらかく、ねっとり。
上にトッピングされたクネルの方がしっかり硬さがあった。
トッピングされたかぼちゃはかなり塩気が効いており、煮物を食べているような感覚に。
全体的に甘さは控えめで、よく味わうとかぼちゃ本来の甘さを感じられる。
やわらかいクリームとかぼちゃの種のカリこりした食感がアクセントに。
かぼちゃプリン
プリンはしっかりめの硬さがあり、かぼちゃをすりつぶしたような舌触り。
バスクと同じクネルを使用しているが、プリンが硬めのため異なった味わいに感じる。
上にトッピングされたかぼちゃ以外にも、全体的に塩気を感じられた。
焦げ臭いような匂いと味の主張が強く、かぼちゃの味がほとんどしなかったのが残念。
正直今まで食べたかぼちゃプリンの中で1番私の口には合わなかった。
カウンター奥に3種類お冷があり,通常の水,ベリーやレモンがある。
定番抹茶スイーツが春色に
日本一の茶師の資格を持つ店主が営む「しもきた茶苑大山」の抹茶を使用!
桜×抹茶シリーズが2月16日から期間限定で発売。
通常メニューの抹茶プリンと抹茶バスクチーズケーキが春の装いに。
定番の抹茶スイーツに比べ、華やかな見た目かつ抹茶の香りや味わいがアップ!
テーブルの上にはピンクと白のかすみ草が飾られ、より写真映え。
桜×抹茶プリン
プリンの上には、桜餡を混ぜたクネルと桜の塩漬けをトッピング。
通常抹茶プリンのソースにはカラメルと合わせているが、桜との組み合わせを考慮し、抹茶蜜で仕上げている。
プリンは本格抹茶を使用されているため、甘さ控えめで苦味をしっかり感じられる。
抹茶蜜と合わさることで、より抹茶の香りや味わいが強調される。
バスクチーズケーキに比べて、優しい抹茶の味。
プリンの上下で食感が変化し、上はむっちり、下に行くほど弾力がある。
クネルは桜の葉が混ぜ込まれているのかと思うほど、塩気がとても効いている。
プリンの横には白玉と桜餡だんご、桜型のもなかが添えられている。
とても弾力があるもちもちした白玉、サクッとした桜型のもなか。
まるでパフェを食べているような食感の変化を楽しめる。
桜餡は程よい甘さと塩気が効き、マイルドな甘じょぱい桜味。
甘じょっぱい桜餡とクネル、濃厚な抹茶は春を感じられる色合いと桜餅のような味わい。
桜×抹茶バスクチーズケーキ
桜の葉が敷かれた上には、抹茶塩と桜フレークがまぶされたバスクチーズケーキ。
バスクチーズケーキの上には、桜餡を混ぜたクネルと桜の塩漬けをトッピング。
サイドには、白玉と桜餡だんごが添えられている。
バスクチーズケーキの外側はほろっとし、中心は滑らかな舌触り。フォークにまとわりつくほどねっとりし、濃厚。
抹茶の香りやほろ苦さを感じつつ、濃厚な味わいが広がり、塩気のある桜の香りや味わいと相まって美味しい。
桜と抹茶の両方の良さを生かされた逸品。
下に敷いてある葉っぱに白玉と桜クリームを包み込み、桜餅としても楽しめる。
一足早く春の訪れを感じられた
丸ごとかぼちゃプリン
カフェオーレ(580円)
スイーツコンシェルジュのインスタグラマーRYOKUNさんは、202カリー堂以外にも札幌「any cafe」「allee cafe」のスイーツを監修されている。
以前から札幌では丸ごとかぼちゃスイーツは提供されていたが、2023年初めて丸ごとかぼちゃスイーツが東京でもいただけると話題に。
2023年9月16日から10月31日までの期間限定。
イートインのみ。
数量限定で1日30食ほどのようでかぼちゃプリン目当ての場合午前中の来店がおすすめ。
北海道産坊ちゃんかぼちゃは手のひらサイズでかわいい。
かぼちゃの蓋を外すとかぼちゃモンブランが絞られ、その下にはかぼちゃプリンと生クリームが隠れている。
かぼちゃを丸々使い、かぼちゃ好きのためかぼちゃづくしのスイーツ。
プレートにはパンプキンシードやシナモン、アーモンド、カシューナッツ、くるみが添えられている。
提供されるとふわっとシナモンのいい香り。
実食
かぼちゃは丸ごとオーブンでじっくり蒸し焼きされているため、スッとナイフで切れるくらい皮は柔らかく、かぼちゃの歯応えも残されている。
かぼちゃはひんやりとしていたが、中はホクホク。味付けはされておらず、かぼちゃ本来の味わいを楽しめる。
もったりとしたかぼちゃモンブランはかぼちゃの香りや甘さがしっかりし、生クリームと相まってマイルドでコクが感じられる。
プリンはクリーミーで口溶けがよく、卵の味がしっかり感じられる。
かぼちゃとプリンを一緒に食べるとプリンの存在感がなくなるので、プリン単品で食べた方がプリンの味わいを堪能できる。
小さなかぼちゃだが、皮も蓋も食べられるためた見た目以上にボリューミー。
かぼちゃ本来の甘さを生かし、全体的に甘さ控えめかつ食べ進めていくとお腹に溜まるのでメープルシロップやシナモンで味変をしながらいただくのがおすすめ!
シナモンとメープルシロップの組み合わせが相性抜群。
メニュー
店内利用はワンドリンク制。
モーニングメニュー 9:00~11:00
スープカレー
組み合わせカリー
7種の野菜カリー(900円)にオリジナルトッピングで自分だけの組み合わせを作る。
トッピング
ドリンクメニュー
スイーツメニュー
プリン
プレーン480円/抹茶520円
バスクチーズケーキ
プレーン580円/抹茶620円
濃厚テリーヌ
抹茶、ほうじ茶 各420円
支払方法
現金以外にもカード、Apple Pay、iD、QUICPay、交通系電子マネー、メルペイ、aupay、PayPayなど使用可能。
狙い目の時間
オープン直後から1時間くらいは客数も少なく、おひとりさま中心のため静か。
昼ごろになると女性同士が多くなる。
平日10時過ぎに伺った際は先客2組。11時近くになると3~4割ほどの埋まり。
祝日10時過ぎに伺うと先客2組。10時半過ぎになると続々と来店し、5組が来店。
11時ごろにはテーブルは満席。
ほとんど若い女性同士やカップルが多い。
2023年2月 平日10時45分ごろに伺うと先客3組。
11時過ぎになると7組ほど続々来店し、テーブルが満席になり,カウンターに案内されていた。
11時半前には外に10組近く並んでいた。
2023年9月 平日9時40分 先客5〜6組。
テーブルは2席、カウンター4席空き。
10時ごろには退店と来店がひっきりなしに。
まとめ
★5つで評価!
アクセス:★★★★
下北沢駅から徒歩1〜2分とかなり近い。
居心地の良さ:★★
落ち着いたデザインのインテリアだが、となりの席との間隔も近すぎて人気店のため長居はしづらい。
カウンターもあるためおひとりでも行きやすい。
抹茶の濃厚さ:★★★★★
日本一の茶師の資格を持つしもきた茶苑大山の抹茶を使用しているため、どれも濃厚
店舗情報
住所 世田谷区代田5-34-21 ハイランド202
営業時間 9:00~20:00
定休日 水曜日
アクセス
京王井の頭線 下北沢駅 徒歩1分
小田急小田原線 世田谷代田駅 徒歩7分
公式Instagram https://instagram.com/202currydou?utm_medium=copy_link